●07年10月1日号
「KY」に思う。
ありがとうございます。
中食と言われる私どもの“惣菜業”は7兆円とも8兆円ともいわれる産業に成長してきました。しかし、全ての生き物やビジネスも発生―成長―成熟―衰退のサイクルの法則があるものです。近年1−2%の成長となってきた惣菜業がそのサイクルから脱して、より大きな範疇の産業に転換していく転換点にきているように思います。
では、どんな産業なのか。家庭内(内食)と家庭外食事(外食)の中間の“中食“の位置づけから、全てを包含し社会に喜ばれ、生活の質を高めるための産業への転換ではないでしょうか。それは”食育産業”なのか食のライフスタイル産業と呼ぶのか定かではありませんが内食・中食・外食、惣菜・ファストフード・コンビニ・スーパー、レストラン・牛丼屋・回転すし、あるいは病院食・介護食、お菓子屋さん・ケーキ屋さんなどの壁を越えた概念として新たに構築してゆくものでしょう。
近年、この西濃地域は大規模販売企業(ショッピングセンター)が急増しています。一人あたりの販売面積は日本一になっている地域です。当然惣菜商品についても、日本で最も多くの商品がこの地区に並べられているわけです。
安倍首相が参議院選惨敗の際には続投を決意し、国会で所信表明後に引退という不恰好な姿をみるときに、今、流行の“KY”を感じます。参議院選挙敗退の際多くの国民が辞任と感じていたのでしょう。その“空気を読めず“今回の事態に至っています。
私どもも社会の空気を読まなければ、引退を余儀なくされます。今はもうそこそこの料理、今までの範疇の“惣菜”品揃えをしていればよい状況ではなくなっている空気なのです。“Osozai+Cafe“や“こみゅれす”のように提供の方法もその環境のなかで、いろいろ対応する必要はあるでしょう。
しかし最も、消費者が望んでいる“空気”は「安全・安心」と「おいしさ」−それも群を抜く「おいしさ」を求めているのを痛感します。(五誓の第1・第2命題)
その至上命令向け全メンバーが立ち向かっていくべきときなのでしょう。その上で喫緊の課題が、「五誓・第3命題」の『値打ちとは「無駄をなくすこと」の実行です。安心・おいしさ実現のため、あるいはメンバーキラリ人生実現の場づくりのためにも、今徹底すべき時機と存じます。食材発注量・作業の無駄削りをお願いしています。その中でいかに知恵を出し実行していくのか、『五つの誓い』実現が永遠の存続条件のようです。やっと“本来の仕事”能力発揮するときです。ご協力お願いします。
PS、10月下旬 大垣駅北・アクアウオークに「サンセル」「五誓」がOPENします。
「五誓」これはこの秋JR大垣駅北口にオープンする「アクアウオーク」内の店の看板にします。
「美味求真」こちらは本部へ。2007.6.10
蘇州寒山寺