社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

社長より

●07年7月1日号

ありがとうございます。
梅雨も明けて、真夏の季節を迎えます。今年は猛暑かな?この数年、気候も不順です。
急に冷夏であっても、予測を下地にして、環境変化に対応する力を持ちたいものです。
ダーウイン進化論によれば、力の強い種が生き残るのではなくて、環境変化に対応する能力を有する種こそが 生き残るのだそうです。

本年初頭、不二家が消費期限切れ食材使用で、(食中毒事件ではなく)企業のコンプライアンスを問われる企業姿勢の問題で 社会から大きなダメージを課せられたことはまだ記憶に新しいことです。またまた駅前入学のNOVAや訪問介護のコムスンのコンプライアンスがマスコミを騒がせています。
語学の教え方が下手とか、介護サービス不全という問題でなくてコンプライアンスが問われています。私たちも、今一度 落ち度はないのか 周りを見直す機会にせねばなりません。

基本の企業姿勢は重要です。食を扱うのが自分たちの生計を立てる経済手段のみに捕らられると、前述企業と一緒になります。より社会的な使命を負う天職と意識する、哲学を持つことです。以下は、本年 日本惣菜協会作成した「惣菜産業ビジョン」の一文です。

【惣菜業は最早、社会にとり大切な 市民生活に必要不可欠な職業となってきているということです。消費者は、食のビジネス領域では」なく、自らの日々の食事という身近なテーマに沿って、安全な食材の吟味とその生産・流通の安全性の表示や情報、おいしさ、食事のバランス、便利で使い勝手の高いサービス、手軽に健康管理ができ安心した食生活を維持することに、関心を寄せているのだろう。こうした食生活へ抱く関心事を背景に、より日常性も高く、地域密着の食事業を積極的に展開する惣菜産業は、人々の日常的な食のテーマに接近する際に、最も中核となる製造・サービス業と言えよう。少子高齢社会という大きな社会変革の中で、惣菜産業が社会的事業としての今日的な課題が、そこにある】

教育という必要な職業を担う先生の仕事は「聖職とも天職」とも言われます。
(一部の先生の中には、意識ない人も見え、教育荒廃の1要因になってはいますが)
考えてみれば、惣菜にかかわる、私どもの仕事も「天職」と考え、社会の要求に応えていく時代になったようです。
会社という組織や経営者ももちろん、そこに従事するメンバー全てが「天職」であることを意識せねばなりません。

5つの誓い「五誓=安心・おいしさ・値打ち・楽しさ・新鮮さ」に適っているかいなかを自問しながら、一歩いっぽ 改善してゆきたいものです。
手洗いを忘れる、時間管理・温度管理を怠る、笑顔挨拶が出来ない、ガラスが汚れているなど 許されることではありません。お客様が待っておられるのに バックヤードで雑談に花咲かせている・・CS(店での消費者目線でのチェック人)さんのレポートから そんな報告が消えるように 意識し、行動したいものです。

天職意識の上に、仕事や会社に誇りを持てる「キラリ輝く デリカスイト」に向かいましょう。そのために@品質を高めよう A「安いよーだから買って」の価格訴求から「安くはないがほんとに・いいもの・おいしいもの」だねという仕組みを作ろう。B低価格・大量販売から高・中級を買っていただける固定顧客(リピーター・ファン)増大の体質にしよう。Cそのことで、少人数精鋭メンバーに育ち、キラリ輝く 豊かさを得よう。D大量調理・販売から時間帯別の適量・高頻度の調理に変え、出来立てのみ販売の店にしよう。E結果として廃棄ロスなくし、地球環境にも貢献し、地域・同業でNO1の待遇を得よう。

幸い 企業姿勢・方向としては、評価も頂いています。
しかし、売価レベル(RFさんや柿安さんの価格との差)や固定顧客、その結果の利益、そして働くメンバーの生活の豊かさ、まだまだ距離があります。しかし高い目標ですが、大企業と違い、まだまだちっちゃなデリカスイトです。小回りが利きます。私自身とあなたが その気になれば 必ず実現は可能です。折角、この世で 同じ天職の縁を結んだのですから、(そう、どうせなら)やりきりましょうね。
『キラリ輝く デリカスイトとメンバーになろう』

6月30日、三重県の津市のJR駅に Osozai+Cafe美濃味匠 がOPENしました。

ニューヨーク視察