社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

社長より

●07年6月1日号

ありがとうございます。
昨日(20日)にニューヨーク視察から戻ったところです。
帰国日の朝5時にグランドゼロの工事現場)に足を運んだだけ、後は料理の大学(CIA)とミールソリューション研修の時間に追われた1週間の旅でした。
周辺から橋やトンネルを通って、市の中心部マンハッタン(島)に入るのに1時間の渋滞に悩みながら・・・日常の光景となっています。
グローバル経済の世界首都NY証券取引所)らしく、経済も活況のようです。
人種の坩堝、世界中の民族・人種が多様な宗教や言語を持ちながらも星条旗のもと裕福な生活層が増えているようです。

NYマンハッタン地区はデリの本場、コリグロ(コリアグロッザリー:韓国人の惣菜屋)を底辺に、実に様々な形の惣菜ビジネスが進化・展開されています。

スーパー惣菜も充実しています。3割ほど占める売り場から 好みの品目・量を選び、ツーゴー(テイクアウト)やイートインが出来る店がほとんどです。

伸びているスーパーの多くは“オーガニック”を売り物にしている店、ホールセラーやTRADER JOES、BALDUCCIS、RezllyCoolFoods、ZABARS、Citarella、フードエンポリアム、Wegmanなどです。

全米の食売り上げの5%のシェアですが、消費者は実際、毎日の購入しなくとも、オーガニック食材ある店は“企業姿勢として信頼できる”イメージを持って支持しているようです。 30−40尺のケースに8尺ほどがオーガニックという売り場構成にみえました。当然 デリカも充実しており、オーガニックデリも人気のようです。

当社「OsozaiCafe美濃味匠」がモデルにした「マンジャ」も今尚 繁盛していました。が一時の隆盛ほどではなさそうです。なぜならDISHESのような高級デリ専門店、子供向け専門デリKIDFRESH あるいは料理教室でメニューや調理を教えながら食材・調味料を販売するミールアッセンブリーDINNER by Designなど新業態が続出しているからです。変化を引き起こす者が消費者支持を受ける、そのままなら市場から抹殺されるということです。

印象として、各企業が自らの主張やミッションを高く掲げていること。惣菜味のデリからレストランクラスのデリに進化していること。オープンキッチンでの対話販売の楽しさ。1歳から10歳までへの特化デリなど目を瞠るものです。

「健康・健脳」というテーマ、出来立てやなだ万様スキルの吸収、“ありがとうございます“挨拶の顧客密着、高齢者食や病態食への対応など 当社の長所を磨けば かならず誇れる場づくりができるはず。「今とここ」に神経を集中して、自ら変化を引き起こしていきましょう。

ニューヨーク視察