社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

社長より

●07年5月1日号

ありがとうございます。
あと、5年後には不惑の40年。そのときまでには、メンバーが心から誇りの持てる“デリカスイト”にしたいものですね。
今、5年後の大まかな方向性を共有するために、2011年ビジョン作成にあたっています。
扱っている“食”から離れるわけでも、全く変わってしまうわけでもありません。
今と決定的に変えなければならないことは、お客様にとり必要不可欠な「食=おいしさ情報付加」を発信できる企業になっていなければ生き残っていけないだろうと思います。
決して、(たとえば)大根をカットして味付けし、計量し包装して販売、その作業代替の費用としてお客様からお代をいただくのではありません。
どんな“おいしさ情報”を付加しているのか、それが私たちの天職なのです。
美濃 身土不二を中心に食材を選び抜く、メニューを練り上げ、調理技術を磨きあげる、季節性あふれている・ものがたり提案楽しい、健康・健脳提案も充分である、盛り付けはアートとも言える、安心・安全は比類なきものである。笑顔が素敵、笑い声がコダマしている、そして、メンバーが「ありがとうございます人生」を感じお客様に伝わる。そんな5年後を目指したいですね。

おいしさの基本は5つの誓いです。
5つの誓い、英語でFive Auth、フランス語でCinq Serments。そこから“寿司河岸五誓“やサンクセルマン、ファイボス、そして今度はサンセル・(ダイニング)という店名が誕生しています。
あらためて5つの誓いを考えてみたいものです。

安心… それは 手洗い徹底と周りの整理清掃から。
そこから更に、安心・安全の食材や美濃 身土不二、それにトレサビリテイやHACCPなど導かれてきます。
おいしさ… それは心を込めてつくることから。
そこから、大垣の地下水の活用・(なだ万さんとの連携含め)調理技術や芸術性、ものがたり性を加えた「ブランド」が求められてきます。
値打ち… それは無駄を無くすことから。
そこには、IT駆使などでの効率性やお客様の立場での無駄の排除=「e-健康膳のような情報時代のデリバリーのシステム」や「予約主流」が出てきます。
楽しさ… それは感謝の心と私自身の笑顔から。
その言葉とおりに笑顔のありがとう挨拶や商品においても「芭蕉元禄ものがたり」や「健脳SVS」ものがたり、CAFEや飲食機能・ケータリング力など充実が迫られます。
新鮮さ… それは今日の研究と努力から。
この“新鮮“こそ、惣菜の土台、出来立てが使命です。その上に現代性、先端研究すなわち情報付加の能力向上の努力が必要とされるのです。


35年前もそして5年・10年後もこの5つの誓いを進化させていきたいものです。

日本惣菜協会 東海支部 総会 記念セミナー日本惣菜協会東海支部総会 記念セミナー 07.4.27