●07年4月1日号
『食に関わる“情報付加”企業に』
ありがとうございます。
満35年、36年目に入りました。過ぎし星霜に戴いた縁に感謝し、
40周年への新たな道筋を思う時機なのでしょう。
昨今、トヨタ初めこの地のイビデンさんや太平洋工業さんあるいは丸順さんなどものづくり企業が世界を舞台に目を見張る活躍ぶりです。
デリカスイトも食に関わるものづくり企業には違いありません。前記のものづくり企業はなぜ好成績なのでしょうか。
ものづくりとは単なる素材に手を加える、作業を積み重ねるという、“製造業”ではないのでしょうね。
そこにはきっと作業の前に もっと大事なキーになること成し遂げているのですね。
“ものづくり”とはきっと、お客様が喜ばれる“情報”を付加した“製造業”なのです。
デリカスイトで言えば、食材に調味料を加え、洗浄・切断・加熱・盛り付け・包装などの作業をして付加価値が付くと考えていますね。
つまり食材原価+調理作業コストを売価の規準にしていますね。
本来は、食材原価+作業コスト+ものづくり代(付加情報)と常に考えねばなりません。そのものづくり代こそが、デリカスイトが存在している理由であり、一人ひとり(あなた)が(世の中で)役立つ理由なのでしょう。
私たちの会社・私たちの仕事は、食ものづくりを核にした食文化貢献企業、即ち“食に関わる情報の付加力”を確かなものにすることが重要だと思います。
@食文化情報 Aおいしさ技術情報 B(盛りつけなど)アート的表現情報 C健康・健脳情報などの情報であり、思い・アイデア・アート性・加工力・表現力・(栄養)指導力などを“付加してお客様に喜ばれる”ことです。
例えば、ケータリング力やスマイル力、コミュニケーション力の無いレジ作業や調理作業、事務処理作業などは、仕事とは言えません。ただの単純労働であり、いずれは後開発国あるいは機械に変わってしまうものです。
他にはとって変われないもの、それが情報付加力であり、それこそが仕事なのです。そういったことから、日々“仕事”と思って続けている中身をもう一度深く考えてみましょう。どうしたら進化させるのか、お客様に喜ばれるための、価値ある情報は何かを探り付加することに向かいましょう。
次の40周年に向け、さあ一歩を踏み出そう。