社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

社長より

●06年9月1日号

庭掃て 出ばや寺に 散柳(にわはきて いでばやてらに ちるやなぎ)芭蕉

大聖持(加賀市大聖寺)に宿泊。一宿の礼を述べた句。翌朝出立するときに寝たあたりや庭などを掃除して出るのが常礼(作務)に倣って。8月7・8日(陽暦9月20・21日)

ありがとうございます。やっと爽やかな秋へ
私は商工会議所常議員として地域活性に取り組んでおり、今月はそのご紹介をします。

まずは、食品部会長として「おいしいおおがき」運動を進めています。
次いでまちづくりでは地域振興委員会、TMO特別委員会、広域連携特別委員会、徳山ダム交流連携研究会、特に今年は、「芭蕉元禄・大垣。歴史文化と芭蕉水御膳を味わう旅」事業と「大垣城前広場研究会」を提案、推進にも関わっています。
「芭蕉元禄・・味わう旅」事業概略:「芭蕉」「おいしい地下水」「薬草」をキーワードに美濃大垣の特長を活かした名物食を開発し、大垣ブランドとして定着を目指しています。そこで芭蕉水御膳などを全国にアッピールするために中心市街地に点在する歴史的文化的資産や施設を結び、これらを徒歩で巡る周遊ルート設定、併せて芭蕉水御膳への誘客を促進、市街地の賑わい創出を図ろうとしています。竹島本陣から芭蕉が舟で旅立った船町湊までの美濃路コースと大垣城外堀・水門川遊歩道に建つ奥の細道の22句碑を巡り船町湊に辿り着く2コースを設定、ボランテイアガイドが解説しながら観光スポットを案内、その後郷土歴史化によるミニ講演会で理解を深めていただこうとする企画です。食事代は別にして参加費1,000円で地域の名産品などのお土産や守屋多々志美術館・大垣城の入場券(1箇所)や老舗菓子屋さんのお茶接待券などの特典付です。(10月15日、11月3日、11月18日)
当社でも芭蕉水御膳「田三反」2,600円や「伊吹」1,050円のお弁当や、Osozai+Cafe美濃味匠アピオ店やこみゅれす美濃味匠ソフトピアで芭蕉水御膳「木の実・草の実」1,200円、「田三反」2,600円でお召し上がりいただく販促を進めています。
また、11月18日・19日には大垣城東の駅前通りの歩行者天国で「芭蕉元禄 楽市楽座」が催され私は「大垣藩味どころ」も担当しています。その会場でも芭蕉水御膳をお召し上がりいただければと連携を図っています。

もう一つ、大垣城前広場研究会(委員長)を進めています。大垣城の木造本格復元を進め、城を背景に商店街の一角に世界一自噴井戸のある大広場を設ける。そこへ、水を汲みにくる人・旅人・俳句愛好者・美術館見学者・ガイドボランティア・お土産やさん・水饅頭実演・朝市農家・大学生・教授・社会人大学(院)生・一時保育の赤ちゃんと母親・介護の高齢者や介護人・夜の飛騨牛焼肉の屋台客など異種多様な交流の場にしようと、大学の先生や学生・総合研究所や文化人・企業経営者などで研究を進めています。(近日私の論文も小冊子にして発表する予定です)シャッターの多い中心市街地を「さわさわにぎわいの芭蕉元禄の交流拠点」として実現したいものです

そんな文脈を通じて、デリカスイトにおいても芭蕉や元禄に関わるおいしい料理、それに交流の場としてのCAFEも進めています。「Osozai+Cafe美濃味匠」のお店が一宮駅・大垣駅・岐阜駅に次いで名古屋千代田もOPENしました。
安心できるおいしい本物をめざして、地域文化を語り合える「Osozai+Cafe美濃味匠」にしたいものです。

さて9月は食中毒多発月間です。毎時間の手洗い徹底実行をお願いいたします。