●05年1月1日号
「いま」と「ここ」を元気よく。
ありがとうございます。あけましておめでとうございます。
蒟蒻に今日は売り勝つ若菜哉 芭蕉
新春七日は七草粥。この日ばかりは若菜の方が蒟蒻や蛤よりも売れ行きが良いだろう。
西濃運輸の田口義隆社長の「元気になるには」のお話です。
@ 大きな声の前向き言葉(クレームという言葉を「仕事」という言葉に置き換える)
A うつむき顔はやめ、まっすぐ前向いて、(スキップ?)。行動を変える。
B焦点を変える(エジソン語録―9999回実験、1万回目に成功して電球を大発明。
9999回失敗したと考えないで9999回学び1万回目で成功と―)
昨年は「美濃郷土力・身土不二」に踏み出した年。
売上は上昇基調(主にOPENや改装)でしたが、利益面で厳しい年でした。
当社は60数億円の売上があります。お客様に買って戴いたその60数億円の商品では確かに大きな利益があるのです。だが売上に結び付かなかった品(即ちお客様に買ってもらえず、廃棄した品)で、利益を減少させているのです。捨てた品の食材費だけでなく、その調理に関る人件費、そして処理費などすごい金額です。売れない品に多くの食材と作業時間を投入した結果なのです。
折角皆さんが努力し、作業しても、廃棄あれば、地球環境に反する罪悪をなしたことになってしまいます。廃棄する品を調理したり並べたりするのをやめましょう。そうすれば(当たり前のことですが)随分食材も作業時間も売るスペースもカットできるはずです。
今まで9999回ほどは廃棄実験しているでしょう。それを学びとして活かせば「失敗」とはなりません。今年こそ、学びから成功を導き出す年にしたいものです。
「いま・ここ」を大切にし、思慮し実行しましょう。
『お店の開店から午後1時までは「お昼ご飯」の売り場に徹底しよう』
午前中に「昼下がりおやつ」や「晩ご飯」の調理はしないことにしましょう。
午後のお客様のことは午後に、夕方のお客様のことは夕方に懸命にやることにしよう。
「お昼ご飯」の寿司や揚げ物・煮物・炒め物・サラダ等のアイテムは従来の半減しても良いでしょう。そうすれば食材も作業時間&人員も売場スペースも半減し、余ってきます。余った食材・作業者で「お昼弁当」を倍増しましょう。少量づつ、20種以上のお弁当を作りましょう。白ごはんは総数の3分の1ほどに押え「味付けごはん・炊き込み・まぜまぜ・赤飯、あるいは玄米・黒米・五穀米・すし・おむすび・麺など」を充実、20種の弁当が更に何倍に広がります。弁当売り場充実でお弁当の特注が増えてきます。
午前中の「寿司や揚げ物・炒め物等」は昼ごはん用に絞込む、でもそれらでの売上はほとんど変わりません。その分夕方の出来立て販売強化で充分補えます。もちろんメニューを表示して注文あれば最優先でおつくりすることは当然です。
自分の売場前(ここ)の“いま”のお客様が最も望まれることを最優先しよう。「いま・ここ」のお客様こそ当社にとってすごーく有難い「長所」なんです。長所を伸ばせば「短所=廃棄ロス」は必ず無くなっていきます。1時すぎには、今度は「昼下がり食」そして4時からはできたて・アツアツ「晩御飯」売場一色に変身させましょう。そこにあなたの知恵と実行を。今年こそ、長所を攻めまくる、利益も伸ばす、「キラリ人生」に反映する。
「いま・ここ」実行でお客様から大きく喜ばれることが、導入した幾つかの店で証明されています。店以外の仕事も「いま・ここ」基本をしっかり身につけ習慣づけよう。
だんだん良くなる。ぐんぐん良くなる。今年を元気な明るい1年に、お互い進めましょう。
昨年のデリカスイト重大ニュース
◎ 美濃郷土力・身土不二
○ MG会議でPDCA方式