●2019年4月1日号
ありがとうございます。
平成から新元号に変わる10連休。
このことで、食の外部化率(2040年には80〜90%になると推測されている)は急速に高まる転換点になるのかもしれません。
現在の日本の食生活の市場規模はおよそ71兆円、その内家庭内の食事36兆円で外部化(外食25兆円と中食10兆円)の市場規模は35兆円とされています。
20年後には外部化の市場規模が計算上は60兆円(人口減があるがインバウンドが増加する)と1年で1〜2兆円ずつ需要が増加していくと見込まれます。
伸びる市場に向かって、新規参入が増加して、中小の中食・外食業者にとり激しい情勢になっています。
過去にも触れたように便利さのコンビニやAMAZON・楽天・ごちくるなどのネット販売、安さで攻めるドラッグストアやドン・キホーテ等の攻勢、更には「モノ消費」から「コト消費」に変化しています。
一方、健康的な食事やインバウンドの要素も大きくなってきました。
中食と外食の境目が無くなっています。
働き方改革も進み、高付加価値の本物(レクサスのようなハイイメージブランドを目標にしたい)の食事提供で生産性を上げ、みんなが“ワクワク”働けるデリカスイトグループを目指し、今こそイノベーションを!
当社での、ネット(ケータリング含む)販売、まだ金額は小さいものの“ごちくる”様とで「下賀茂茶寮」「シックスパッドの健康弁当」に続き自社ブランド他、幾つもの新展開が進んでおり、またパートナー「ひら井」さんとコラボして新製品の開発も練られています。楽しみです。
コト消費に変わっていこうと、4月25日には@大垣駅の「OSOZAi+バル美濃味匠」A天ぷら(油分の吸収率50%)を活かした
B烏骨鶏スープ入りの「つるつる十割蕎麦」「豆乳と烏骨鶏スープで練り上げたうどん」と相性ぴったりの「美濃っ子ごんぼ」のC「美濃うどん」の「ヘルシー&カジュアル」業態を展開します。
イオン(東浦)さん初め、駅ナカ出店の案件も戴き、出店立地が多様化しています。
逆に価格競争を強いられる店の退店も必要かも知れません。
今後のスクラップ&ビルドに有効でしょう。
今までは、お誘いを受けた時、ご縁を感じて出店を決めていましたが、今後はマーケットエリアでの当社にとっての好立地は?と論理的に立地を選び、ターゲット客に合わせた料理・サービス・価格の構築が重要なのでしょう。
パートナーさんと一緒に、富裕層&インバウンド客をターゲットに美濃の味を提供、まさに「レクサス的なハイイメージ料亭」が成立する超好立地での店づくりも検討しています。
ドキドキワクワクです。
過去からの延長線では生き残りも叶わない。
変化することに、ワクワクしよう。
ラインホルド・ニーバー(米国のプロテスタント神学者・牧師、1892〜1971)
「神よ、我らに与えたまえ。
変えることのできないものを受け入れる平静さ。
変えるべきものを変えるだけの勇気を。
そして、変えられることと変えられないことを見分ける知恵を」
「あたまに おいしい、からだに おいしい、こころに おいしい」を目指して。