社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●2018年6月1日号

良い会社にしよう!「楽しくワクワク」できる仕事の場にしよう。

ありがとうございます。
一度、ご紹介したことがありますが再掲します。
一橋大学院の国際企業戦略研究科楠木建教授が『ストーリーとしての競争戦略』で述べられています。
企業それぞれが、なにを目標としているのかで特長が出てくる。
従業員満足度一番の会社(「楽しくワクワク」できる仕事の場にしよう!が当てはまります)
顧客満足度の高い会社(これが無ければ発展しませんね)、あるいは社会貢献度に優れた会社(周りから尊敬されますね)、企業価値を高める(上場したとして)、どんどん成長しよう、シェア高くなど、いろいろな方向が考えられます。
どれも「良い会社」に違いがありません。
楠木先生の結論は、どの目標を持とうが全て、「利益」(長期的利益)が無ければ達成できないということです。
当社はもっと利益に向かって全社意識を高めたいものです。
粗利益=売上(製造数×売価)―(食材+包材)―(値引き+廃棄)
営業利益=粗利益―(人件費+家賃+水道光熱費+運賃+減価償却費+店経費+その他諸経費)
先ずは、お客様に喜んで戴けるかという売上数量と品質の反映である単価が大事ですね。
数量優先の低価格戦略では勝てないでしょう。
もちろん単価が高すぎるとお客様は離れます。
当社は「品質を高め、お値打ち感のある価格(安くはないけど、品質良いね!)」に進んでいます。
大きな課題は、値引き+廃棄の克服です。
惣菜・弁当の賞味時間の短さの宿命でゼロにするのは確かに困難ですが、知恵を絞って限りなくゼロに向かいたいものです。
セブンさんなどチルド弁当・チルド惣菜を強化されているのもこの課題解決なのでしょう。
売上予測に基づいた調理品出しこそ一番です。
売れる予測以上はつくらない、そして売れる時間に売切る!ことに全力を上げる。
従来、ピークを過ぎた13時から、18時から売り尽くしにパワー投入してきましたが、この作業は空しいですね。
売れる時間12時、17時に正価で売切り、あとはツーオーダーでお客様のお望みの品をアツアツ調理してお渡しすることに変えましょう(残った品の、売切り作業は廃止しよう)
これを進めれば、無駄な食材・包材も削減され粗利益が高まる。
無駄な作業も無くなります。
値引きしての売上金額は本当にお客様の満足された売上ではないでしょう。
その値引き作業をやめる代わりに従来より品質の高い料理販売に重点を移したいものです。
高い品質商品として烏骨鶏商品を願っています。
日本人は卵をよく食べています。
1人あたり年間約324個。美匠和膳のだし巻きたまごでも、もう一歩品質高めようと思います(一部店舗)
通常の鶏は年間250〜300個の卵を産むのに対し、社内報(まごころこみゅにけーしょん)より烏骨鶏は年間約40個程度。
他の卵とは比較にならない程の栄養素が含まれています。
希少価値が高く価格も高いのが悩みです。
昨年だし巻き1本5000円に挑戦しましたが、見事に挫折!しかし300個以上食べるのですからその数パーセントでもからだに良い商品をおすすめできればよいはず、5%烏骨鶏卵の入っただし巻きをちょっぴり高めで再挑戦したいものです。
イートインでの「烏骨鶏のたまごかけごはん」の実験も始まっています。
良いものをちょっと高めに!

良い会社にしよう。「楽しくワクワク」できる仕事の場にしよう。