社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●2017年5月1日号

ラストワンマイル

ありがとうございます。本社のある、ソフトピアジャパンのメタセコイアも新緑に染まっています。

●昨日(4月21日)は東京で、ユニーファミリーマートHDのパートナーズサミットに参加し、HDの社長の高柳浩二様、副社長の佐古則男(ユニー社長)様にご挨拶しました。
政策発表がありCVSではブランドの統合やオペレーション改革により大幅に業績アップを進める!特に、中食構造改革・中食刷新とデリカテッセン(惣菜)の拡充を強調されていました。
実際にパーティー会場でも中食構造改革関係席は驚くほどの広さで、その本気度を感じました。
SMでも食材+食事=グローサラント(食品スーパーとレストラン)への方向性に力強さを感じました。
私どもの仕事「中食」は市場規模も10兆円近く、人口減少する中でも成長する産業には違いありません。しかし、コンビニはじめ外食や食品メーカーも参入し大競合の時代に突入してきました。
いかに、他社とは違う業態・商品(品質・価格)・サービスを提供できるのかが、生き残るためにも必須でしょう。
本気になって、健康長寿おいしさ提供業確立に向かいましょう。
望むのは、世界一の品質で日本一の価格を認められたいものです。

●家計支出に占める食費の割合を示すエンゲル係数が2016年(2人以上世帯)は25.8%と1987年26.1以来の高水準になったようです。
消費支出が減少し、食品の価格の値上げがあった影響とみられます。
私は『食は自分自身への投資』と信じています。
基本的に良質の食事をして食費が増えエンゲル係数の高くなることはよいことのはずです。
ぜひ本来の意味でのエンゲル係数を高くすることを訴えて行きたいものです。

●ヤマト宅配便など、人手不足の中で、宅配危機がクローズアップされています。
その中で一際目につくニュースが21日に発表されています。
わが大垣に本社のあるセイノーHD(田口義隆社長)がセブン‐イレブン・ジャパンと商品の宅配サービスで業務提携を締結したとのことです。
30年ほど前に通信を使って全国の駅弁が自宅に届くシステムを狙い西濃運輸様と「駅弁VAN」なるチャレンジをしましたが、なかなかお客様の食べたい時間にお届けする難しさを乗り越えることができませんでした。
「ラスト1マイル」こそ最終課題と感じて「キラリ宅配すし」や「宅配クック123」で今でも悩んでいる現状です。
 セイノー様の「運ぶという本業を、地域の小商圏の中で女性人材を活かす」のは、本来の姿だと感動を覚えています。
セイノーさん、すごい!輸送立国のリーダーへ。「郷土力企業」として嬉しい限り、デリカスイトも郷土力企業の一員をめざしたいものです。