社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●2016年9月1日号

「放てば手に満てり」ギブ&ギブの法則と「ありがとうございます」

ありがとうございます。
リオ・オリンピックで日本選手のメダルは41個の素晴らしい結果でした。それぞれの選手が4年、8年それ以上にオリンピックを目指して必死に修練を重ねた結果ですね。スポーツ科学、栄養学等を基にして努力の結果。比べたら私どもは、まだまだ努力してないですね。

さて、「ギブ&ギブの法則」志賀内泰弘著PHPをご紹介します。
曹洞宗開祖・道元の禅語「放てば手に満てり」とは「ギブ&ギブ」の意味で、「ギブ&テイク」では幸せになれないとのことです。
「ギブ&テイク」には大きな落とし穴があり、テイクを期待してギブする者は、〇〇してあげた「のに」、××して「くれない」と愚痴が出る。世の中の人間関係のトラブルの大半は「のに」にある。
だから・・・ギブ&ギブの心を養おう。見返りを期待しないと、心が軽くなる。
しかし、誰でも「ギブ&ギブ」できるわけではないのでは?に答える。アラブの諺に『もしも、あなたがたくさん持っていたら富を与えなさい。あまり持っていなかったら、心を与えなさい』とある。
実は、無償でギブできるものはたくさんある。それも無限大に!それが経文『雑宝蔵経』にある『無財の七施』です。

  1. 眼施(がんせ)・・優しい目で人に接すること
  2. 和顔悦色施(わがんえつじきせ)・・柔和な顔と喜びの顔を施すこと
  3. 言辞施(ごんじせ)・・おもいやりで言葉をかけること
  4. 身施(捨身施)(しんせ)・・身体を使って人の役に立つこと
  5. 心施(心慮施)(しんせ)・・細やかな心遣いをすること
  6. 壮座施(そうざせ)・・困っている人に席を譲ること
  7. 房舎施(ぼうしゃせ)

いつも心に「無財の七施」を心がけて生きること、そのギブが後々には必ず自分に返ってくる。
でも、ギブしたのに、上手くいかないのは?
まだまだギブがたらないから、努力してないからだと。心がけ、「ありがとうございます」挨拶をもっと広げたいですね。