社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●14年9月1日号

ありがとうございます。
『コギト・エルゴ・スム』われ思う、ゆえにわれあり。有名なデカルトの言葉です。
「デカルトにおいてもっとも確実なものは理性、すなわち思惟の能力をもつ「われ」であり、「われ」に対立するものは数学的法則によって解明されるべき自然世界」という命題によって表現した。
 (デカルトの「われ」ただ思惟するだけのわれであり。肉体を離れた人間の我は、間違いだと梅原猛氏が批判しておられる。強く同感です)それは、脇に置き「われ思う」ことこそ人間の本質に間違いありません。

私たち、デリカスイトでは『仕事とは社会に役立ち人々に喜ばれる行動を通じて、いかなる時代の推移、いかなる情勢の変化にも対応できる能力を 自分自身の真の力として習得するためのゲームである』と定義しています。
当社で働く方が1000数百人と増え組織も大きくなってきました。たとえば、一つの店舗だけの場合おやじからパートさんまで、全員がお客さまに対応して、お客様の満足を得られるように考え 話し合い改善を重ねるでしょう。しかし、店舗が70店を超え、本部やセントラルキッチンが出来、商品開発や品質管理、情報管理等の部署ができると、全員がなんのために業務を行っているのかが意識されず、目の前の山積みの作業をこなしていく日常になっていくようです。
なぜ、今、この業務が必要で、どうしたら「もっと役立ち、喜ばれるのか」すなわち「仕事」の本来の意味を考え、日々改善・提案していきたいものです。

セブンホールディングスは金の食パンやセブンカフェ(8月13日は1店平均のコーヒー販売が140杯の記録)等、新しい商品開発やサービス提供を毎週打ち出し、すごい勢いで全国を制覇しています。商品開発には2000名を超える体制と聞いています。同じ土俵では太刀打ちできません。
しかし、全国民が毎日毎日、標準化された同じものを食べるのって、いつまでも満足すると思いますか。地域の特色、地域毎の旬、顔知り合いの笑顔、全国企業にはない私どもの地域のおいしさ、心ゆたかなおいしさと健康な出来たてを求めてゆけばお客様の支持は得られるはず。そのためには、デリカスイトの全員が「お客様や相手・まわりに喜ばれ・満足される」には何をするのがよいのかを「思い」発信しあいましょう。

もちろん、本部や工場での相手は「お店」に喜ばれる「仕事」にしましょう。
全員が「われ思う、ゆえにわれあり」
あなたの思いが、デリカスイトやわれわれの豊かな暮らしに繋がります。