●14年8月1日号
ありがとうございます。
5月に有識者団体「日本創世会議・人口減少問題検討分科会(増田寛也・元総務相)の報告によると地方から大都市に毎年6万人から8万人の人口流出が続き、2040年には20歳から39歳の人口が2010年の5割以下となり、896自治体(全体の49.8%)が消滅する恐れがあると試算。地方の人口を吸収した大都市のみ残る「極点社会」と定義。東京一極集中を防ぐ必要を訴えている。
また、アベノミクス成長戦略の中で、2020年東京オリンピックが決定。その因なのか、東京(東北復旧も)から発して、全国的に労働者不足の状況となっている。
国は対策として、女性の活躍する社会構築や、「技能実習制度」の見直し(業種の拡大や期間の延長)により、外国人の「働き手」を広げようとしています。
新たな職種には、「介護」「林業」「自動車整備」等や「総菜製造業」を加える方針が示された。惣菜製造業で働く外国人は予め決められた惣菜製造技術を実習して検定に合格すれば3年とか5年の期間、日本で働ける。必須作業技術や評価を「一般社団法人 日本惣菜協会」が担うために諸準備を進めている。
「弁当の盛り付け作業」は単純作業であり、求められる専門的な技術とは以下に該当する。下処理工程→「炊く・煮る・茹でる・焼く・炒める・揚げる・洗浄殺菌」→「加熱・混合・調味」→「冷却工程」→「成形・混合・整え」等の調理加工作業である。
その後、冷凍されたり、缶詰やレトルト処理されるかは、認定の必須作業の範囲外である。故に、認証の対象業種は、惣菜製造は勿論だが、冷凍食品・レトルト・缶詰製造と広範な食品製造に広がるようだ。
こうして見ると、惣菜製造業とは食品製造の中核を担う産業なのである。可能性は大だ。
6月まごころのご挨拶で「『SOUZAIする』とは『からだに良くて・おいしくて・楽しい雰囲気持ち・新しい情報を伴い、お値打ちな「食べ物&飲み物with食器・装飾」が、どこでも・いつでも・誰とでも・いろんな方法で・ハレの日もケの日も、元気な時も・伏した時も、障害負った時(口腔・嚥下障害等含む)も、あらゆる食生活シーンに、多種多様な「日本アレンジの料理」で、対応すること』と定義しましたが、家庭での食事から、宅配やケータリング、外食の範囲までも重なるシーンが「SOUZAI」なのでしょう。
地方での高齢者は増大し、在宅治療・在宅介護の方向が示されています。その食事を担うのも「SOUZAI」産業の役割、店頭で個客に栄養支援してお買い物相談に乗るのも(栄養ケアステーション)も!無限の可能性を保有していますね。感謝・感謝。