社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●13年3月1日号

3月17日は「初午の子狐いなり」

ありがとうございます。 セブン&アイ顧問、麦倉弘氏のご講演をお聞きしました。1997年から15年間、中国の成都や北京で社長等をされ大成功に導かれた名経営者です。要点は、ゼロからのスタートで、
1 創業精神=社是の徹底。お客さま・取引先や地域・社員らに対して誠実行動!
2 「小売は変化対応業」だから「単品管理思想」に立ち、なぜ売れて、なぜ売れないのかを考え、仮説・実行・検証を進める。お客様分析(価格とフェースのPFグラフ)と競合店分析もきっちりしよう。
3 客数や売上アップには、いくつの「仕掛けづくり」ができるかが重要。即ちどの単品を、どの場所で、いくらで、どの数量を、誰が売るのかを練り上げる。特に行事を活用してお客様に楽しい生活を提案すること。
昨年9月の反日デモでも、イトーヨーカドー店だけは店の襲撃を受けていない。それは1000人の公安(警察)の応援を得てデモ行進のコースを自店から逸らせた。刻々の情報把握と平時からの人脈づくりが重要と述べられました。

97年11月21日成都店OPEN。全く売れない初年度の悩みの中、98年7月12日に皆で相談した。まずは1日100万元(1500万円)の販売目標を立てた。結果は7月25日115万元、26日105万元の実績。では次は国慶節の10月1日に200万元目標をと定め155万元販売と目標未達で悔しい思いをした。再挑戦と、11月21日の一周年記念セールで221万元で200万元越え達成。次は300万元に挑戦という段階踏みで伸ばしてきた。率先垂範、やればできる、諦めず、やり続けることが肝要と。仕掛けづくりには、世界や中国の行事やイベントを活用することがお客様の楽しい生活に貢献できるとの迫力ある講話でした。

あらためて行事食の大切さを感じました。2月の節分恵方巻きセールでは、当社も1日で20万本ほどの巻き寿司をお買い上げ頂きました。
私が会長を拝命しました日本惣菜協会が、今年から初午の日(2月9日と旧暦3月17日)に稲荷の神様にあやかり、いなり寿司を召し上がっていただこうという食生活提案をして、全国の百貨店やスーパーマーケットで展開していただきました。節分巻き寿司までに育てたいものです。寿司に限らず、生活行事を活かす食提案は、食を心豊かにしますね。ぜひ積極的に提案して行きましょう。
ざっと、拾い上げてみました。
1月 おせち料理・七草粥・成人式。
2月 節分寿司・初午いなり・バレンタイン・合格祝い。
3月 ひなまつり・(旧暦)子ぎつねいなり・彼岸ぼたもち・ホワイトデイ・卒業祝。
4月 入学祝い・進学祝い・春まつり。
5月 端午の節句(粽・柏もち)遅れ春まつり・初夏まつり。
6月 父の日。
7月 七夕。
8月 水まつり・お盆・土用丑。
9月 重陽の節句・彼岸おはぎ。
10月 秋まつり・10月2日は豆腐の日。
11月 寿司の日・サンクスデー・ハロウイン。
12月 冬至・クリスマス・大晦日。

その他、地域や学校、家族行事(出産・結婚・誕生会等)、ボーナスや年金支給などなど。
更に24節気の立春 2/4頃、雨水 2/19頃、啓蟄 3/6頃、春分3/21頃、清明 4/5頃、穀雨 4/20頃、立夏 5/6頃、小満 5/21頃、芒種 6/6頃、夏至 6/21頃、小暑 7/7頃、大暑 7/23頃、立秋 8/8頃、処暑 8/23頃、白露 9/8頃、秋分 9/23頃、寒露 10/8頃、霜降10/23頃、立冬 11/7頃、小雪 11/22頃、大雪 12/7頃、冬至 12/22頃、小寒 1/5頃、大寒1/20頃も参考になります。
要は毎日これぞお奨め!を提案することが大きな役割なのでしょう。