社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●12年10月1日号

幸せだから感謝するのでは無く、感謝するから幸せなのだ!ありがとうございます。

ありがとうございます。
9月の9日―11日に、中国の青島を訪れました。ジャスコは素晴らしいお店づくりをされ、市民から大きな支持を得ていると現地の白氏から聞きました。しかし、テレビCCTVでは、釣魚島(尖閣諸島)のニュースや特集番組が毎時繰り返され、新聞紙面も全面がその記事で埋め尽くされていました。白氏曰く「中国人の私がホンダの車を使っている。なのに襲われる心配がある。愛国者を名乗るのがおかしいよ」と。
帰国後の15日、反日デモ隊が青島市ジャスコ黄島店を襲撃、鉄パイプで店内を破壊して商品を略奪、数十億円の被害を受けたようです。また長沙の平和堂さんや多くの日系企業が襲撃されました。(心よりお見舞い申し上げます)

領土問題への見解は、それぞれの国で差異があるのでしょうが、この暴徒は残念ですね。
東北大震災のニュース、「災害発生の際には、世界どこの国でも暴動・盗難が発生するのに、日本人は信じられないくらいに、冷静で互いを助け合った!」と世界中が絶賛しました。あらためて、日本人は温和な国民性だと感じいますね。こうした世界に誇れる文化力を広めることが世界平和に必要なのでしょう。

幸せだから感謝するのでは無く、感謝するから幸せなのだ!の心の重要性を感じます。「ありがとうございます」 「ありがとうございます」の心・行動ができることは 幸せですね。

折も折、私が会長をしています日本惣菜協会の研修ツアーが9月の26日―30日、中国のシンセンと成都のイオン・イトーヨーカドー視察として企画されていました。中止も検討しましたが、会員会社の強い要望もあり、また現地の日系スーパー店長の「安全見通しは大丈夫だ、是非訪問を!」とのお奨めもあり、歴史に残るこの瞬間に前向きに交流することこそ友好に大切かなと(参加者は少なくなりましたが)決行することになりました。

グローバル経済の中で、一つには日本の惣菜文化を世界に広めることが重要です。二つ目には世界を捨てて地域に生きる惣菜文化も選択肢でしょう。
現下、混乱する中国の現場に足を踏み込み、このあたりをも考えて来たいと思っています。
次号で、視察報告を申し上げます。