社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●09年10月1日号

新生デリカスイト、新生ウオフクで新たな出発を。―増大でなく“進化”を果たそう―

ありがとうございます。人生とは、出会い。良縁が結ばれること。
平成21年9月21日、デリカスイトグループに「デリカスイトウオフク」が誕生します。
知多半島中心に、鮮魚8店、寿司5店、惣菜・寿司6店、惣菜8店、計27店展開の(平成20年度実績27.5億円、デリカスイト同実績56億円)事業を承継する運びになりました。

魚福は(1895年明治28年創業)百年余の歴史を持つ老舗。そこを担ってきた皆さんは知多の海資源を活かす匠の集団です。ご縁により、ウオフクの皆さんと手を結ぶことになりました。
美濃身土不二思想と知多身土不二の統合は、1+1=2では無く、3にも5にも果実を得られるはずです。

素晴らしい、新たな仲間が加わりました。ありがたいご縁です。
ウオフクの皆さんは大きな長所を持たれています。
もちろんデリカスイトにも、多くの長所があります。
今回の縁は(不充分ながらも努力してきた)財務、両社が同じユニー様のお取引仲間、更に愛知県という地の利、食文化という共通の思いが要因であり、不思議な縁=天の思いによるものでしょう。
あらためて、当社が目指していた理念を再確認できました。本物の料理をめざし、お客様に喜ばれよう。その結果、努力が認められ「イキイキ・ありがとうございます挨拶」が「こだまする風土」を創りあげようとの理念があったればこその出会いです。

低価格志向という潮流の中でも「本物」追及以外に生き残りの道はありません。大企業の資本の論理に依拠する海外調達力や大量販売による販売力では勝ち目はありません。しかし、人間中心主義、地域食材重要視、イノベーション意欲を真剣に確実に実現出来れば前途には大きな可能性が広がります。

知多の海のピチピチ鮮魚、自慢の卵焼き、バカ売れのうなぎ蒲焼をはじめとした「お魚料理」など、そのまま加えるだけでも、デリカスイトの健康・健脳に大きな進化が得られます。
更に、魚福寿司や魚福鮮魚のノウハウも積極的に活かし攻めの展開も可能です。
もちろん、ウオフクの売り場に、デリカスイトの「地下水」「おむすび」や「美濃っ子ごんぼ」「美濃万」「美濃身土不二食材」等を加えれば、魅力的で効率よい売り場が実現できます。長所が増えることで短所が少なくなる。「長所伸展」を追求し、ピカピカに磨き上げましょう。「バカ売れ」売り場拡充を進めましょう。

他社とは、一味もふた味も違うスタイルを求めたいものです。
「旬野菜たっぷり」「旬お魚たっぷり」、「健康・健脳」特色をもつ日本一の惣菜の場を必ず達成しようではありませんか。

「会い見ての後の心に比べれば、ものや思うと人の問うまで」
デリカスイトの仲間もウオフクの新しい仲間も、ひとつになり、互いに学びあい教えあい能力を高めれば、出会いの前とは比較にならない幸せ人生の場を確かにする道が開けてくると信じます。

今回の新しい展開は、

  1. 新しい料理、新しい品質の創出・実現。
  2. 新しい生産方法。
  3. 新しい組織。
  4. 新しい売り先。
  5. 新しい仕入調達先の開発

等の「イノベーション」の実現性が増しました。
この期にぜひ「卵から幼虫に生まれ、脱皮羽化することにより美しい蝶になるように『変容・変身・転生』という“metamorphose”」を達成しましょう。
天からの与えられた出会い。大きな「気づき」と受け止め、いきいき人生を築きあげよう。