社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●09年3月1日号

ブランド商品とコモデテイの区別を。
3倍売り上げで、必勝を!価格の弾力性を考える。

ありがとうございます。この不況で、大量解雇のニュースが出ています。
企業の役割が、社是の“5つのありがとう”「仕事が出来るありがとう」に書かれている。
仕事の場確保とは、お客様から認められること=売上が伸び、利益を得ること!の追及です。

社員・DS・お取引先のみなさん!厳しいときこそ、自社品を購入体験進めましよう。
売り手として考えていては、お客様の行動は理解できません。ぜひお客様になる・消費者になり、提案しましょう。自社商品を買って食べて、ほしい価格・買いたい品質を体感して改善しよう。

買いたい衝動は、(消費者として)自分の欲するものが、期待より下回った価格で提案があれば大きくあらわれます。
価格を引き下げると売上数量が増加することを「価格の弾力性」と言います。
競争商品間の差別化特性(機能、品質、ブランド力など)が明確でない場合をコモデテイ化と呼び、そうした商品にたいして価格の弾力性が高まります。
特に不況の時期には、この価が高くなりやすいと言えるでしょう。
自分がお客様の立場に立ち、単品での3倍売上に挑戦しましょう。

“こんなにおいしい、健康的”と、店側が自負していても、その差が小さかったり、強い特色に感じていなければ、コモデティ商品に分類されてしまいます。
もちろん、消費者意識も進化し、良い食材なら、その価値を認めるようになっています。
しかし、お店側都合の販売経費が上乗せされ、その分高い価格であることには納得されません。

ローコスト経営の企業(ユニクロ・マック・王将餃子等)が好調な理由です。
例えば、500円商品の食材が300円とします。
500円の販売店経費テナント代10%とすると50円、光熱費など40円の計90円とします。
(計算上分かりやすく)時給1000円の人が1時間10個売ると1個100円に付きますね。
500円―(食材300円+90円+100円)=10円(1個の販売利益)
1時間10個×10円で100円の利益 売上は500円×10個で5000円。

同じ500円商品を398円にして、3倍売ったとしましょう。
価格弾力で考えてみると、500円が398円となり、もし3倍売れるならば
テナント代10%40円(39.8円)+光熱費は(固定費40円)で、1個当たり1/3の15円。
人件費、時間1000円として30個売ると1個当たり33円
即ち398円―(原価300円+経費55円+33円)=10円で、1個の販売利益は同じです。
しかし1個10円×30個で1時間300円の利益となります。売上は398円×30個で11940円

お客様からは、非効率な人件費は、認めてもらえません。(よほどの笑顔サービスが必要)
同じ人で3倍売れるのか?例えば“節分すし”セールでは3倍効率の実績がありますね。
どんな商品なら、3倍売上に連なる価格弾力性があるのか?ぜひ提案しあいましょう。
これぞ!3倍売れるぞという自信商品を持つこと。他店と競う類似アイテムで圧倒的に勝つ!その時に売上3倍が実現するのでしょう。

トンカツなど惣菜は、おいしければ、多くの人が買いたい衝動が出るコモデティでしょう。
魅力あるコモデテイの単品で、行列出来るような、良品質の商品を、魅力ある値段で、集中的に提供することでしょうね。結果的に 販売員さんや店には活気が出る、お客様はお値打ちに・出来たてが渡り喜ばれるはず。
全ての商品に該当はしません。3倍以上の時間売上ができることですね。
時間単位からしか利益は出てきませんね。
もちろん、コモデテイから脱することが最重要課題です。それがブランド化です。
常に磨きあげること、「美濃っ子ごんぼ」「美濃まん」など、品質のブラッシュアップこそ重要でしょう。ブランド確立とローコスト経営、働く場確保のための、気づきのチャンスです。