社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●08年12月1日号

―長所進展・強み強化―
ありがとうございます。
はや師走。社長へバトンタッチして8ヶ月目です。米国サブプライムに端を発する世界中を巻き込んだ経済危機に収束の見通しも立っていません。
一段と価格競争の荒波が襲いかかってきそうです。低価格を求めるニーズも高まるのでしょう。過去の不況との大きな違いは、経済危機と同時に起きている食品の安全に反する数々の事件が連続して発生し続けていることです。
家計の防衛で低価格を望むものの 安全な食に対する欲求は 後戻り出来ないほどに 意識変革が進んでしまっています。
「安心安全な食」を「リーズナブル価格」で!がお客様の要求です。この難題を解決するのは並大抵ではありませんね。安全には、コストが懸かり、上昇し続けます。ますます増大してゆくはず。
でもこれに真正面から挑まねば 食品会社としての存在意義は一瞬で消え去ります。

この解決には、単位当たりの効率性向上しかありません。

  1. 1時間&1人当たりの売上・粗利額をいかに高めるか
  2. 1坪(1尺)当たりの売上・粗利額をいかに高めるか
  3. 1アイテムあたりの売上・粗利額をいかに高めるか
  4. それに加え、間接費をいかに低減するか にありますね。
  5. あとは、品質を高めましょう。

これらを、月間単位で高めようと考えるのではなく、売れる時間帯(昼夕)のピークタイムあるいは現在「長所・強み」の「売り場」や「商品」の重点を強化することなのでしょう。

最近、COCO一番 宗次徳治(創業者特別顧問)さんと未来工業の山田昭雄相談役の講話を聴くチャンスがありました。2社とも絶好調を続けておられる企業です。
宗次さんは「カレーショップは、小さな1軒一軒。日本全体や周囲の景気は重要でない。自分の店のお客様に一所懸命対応しておれば、永遠に右肩上がりは可能だ!」
未来工業の山田さんは、「差別化することに尽きる。常に考えることだ。松下(パナソニック)に勝つ品質・製品をいかに生み出すかである。良いものを高く売り 社員と幸せになろう!」

私は 出来る。何でも出来る。だんだん良くなる。ぐんぐん良くなる。

クリスマス、暮と年始。多忙な時期 体調保持に気をつけられて・・良い2009年を迎えたいものです。