社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●08年8月1日号

「枠組」
ありがとうございます。
厳しい暑さが続いています。お身体を大切に、また食品の安全に一層の注意をお願いいたします。
私が岐阜経済大学 副理事長の立場となり、厳しい現状から脱却するために、新しい切り口を開こうと『企業人育成コース』という新制度設立に努力、来春からのスタートに至り日本経済新聞にも、大きく取り上げられました。
企画段階ではまず、目的を「財務健全化・一流企業への就職・学習内容の高度化・優秀高校生志願者の確保」として、枠組みを考えました。
@『「個人オーナーのいない地域大学」=地域行政や産業界が理事会に参加・運営』の足もとの強みを活かす
A地域の人材循環社会を目指し、意欲ある若者に目標を与える
B現有の大学の人的物的資源を活かし高め、成果を保証する
C学生確保・高度な学問・全人的教育への責任意識・一流企業始め就職99%体制を実現。
いずれも、現有の強みを引き出すだけのもの、だから実現可能なのです。達成へ向けての大きな一歩を踏み出せたのではと、全学が、奮い立っています。
大学においても大きな改革が」始っています。ましてや食品企業においてはまさに大変革を進めていく必要があります。その変革の時の「枠組み」こそ重要だと痛感しています。

集英社国語辞典によれば、
枠:@木・竹などで組んだ、物の骨組みや囲み。A印刷物などの四方を取り囲む縁。B物事の一定の範囲。制限
枠組み:@ものを組み立てるときの基礎となる骨格。A物事のおおよその仕組みや範囲。

先日、京セラ・第二電々を創業の稲盛和夫氏の『稲盛和夫の経営塾』(日経ビジネス文庫)を読みました。企業は存在意義を打ち立て「社員幸福と社会全体への寄与」という大義を真の目的にする。
高収益体質(売上対利益率は10%以上)のため「売上を最大にし、経費を最小にする」
採算性高めることこそ最重要であり、そのための価格決定は会社の最高意思である。
「足るを知る」まず、売上拡大より、経費最小化、既存店の採算性に必至で取り組め。
目標管理型給与や業績スライド給与体制は誤り。すばらしい業績には栄誉と賞讃を与え、報酬では大差をつけるな。厳しい時は、一律賃下げを理解してもらうほうがよい。
など、大きな示唆をいただきました。

些細なことなのか、
当社の、各店の枠組みの決定は?お店での夕方価格の決定は?誰が真の責任意識者でしょう。
ぜひ皆さんで考え議論してください。