二月五日の朝、いつものように食事の支度をしていると、新聞を読んでいた主人が
彼女とは「応援団」という場で知り合った。
目がパチッと大きく、体格もよく、ちょっと威圧感のある女の子だな・・・。
これが第一印象だった。
そんな印象とは違って、実際の彼女はいつも大きな声で歯切れ良く、笑顔を絶やさ
ない女の子だった。会社は違うけれど気軽に話ができる、そんなおおらかさと明るい
雰囲気がいつも彼女にはあった。
今でもふと顔をあげると笑顔の彼女がそこに立っているような気がする時がある。
「吸い込まれそうな大きな瞳」と「底抜けに明るい笑顔」の彼女を僕達は決して忘
れることはないだろう。
今も、そしてこれからも、ずっと。
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