9月になりました

ありがとうございます。山です。

8月も終わり、9月になりました。
暑い日はまだ少し続くと思いますが、がんばっていきましょう。

今回は秋の食材、そしてまさに今が旬のサンマについてお伝えします。

サンマは漢字で書くと秋刀魚になりますが、このような書き方になったのは大正時代からで、それ以前は「佐伊羅魚(さいら)」、「青串魚(さんま)」という記述が見られており、他にも「狭真魚(サマナ)」というものがあったりも。
現在の秋刀魚の表記は「秋に獲れる刀のような形をした魚」という意味を表していると考えられています。
スマホ用ゲームの某引っ張りハンティングゲームだと「秋刀竜」なんて書いてたりも(笑)

秋刀魚の名の由来は3通り考えられています。
1.サンマの学名はサイラ(saira)といい、これからきた説。
2.サマナ、サワンマからサンマになった説。
3.サンマの「サン」はたくさんの“サン”、「マ」はうまいの“マ”で、
 サンマとは「たくさんの旨い魚」を表わした、という説。
3つ目なんて面白いですよね。これほどサンマは愛されているということなのでしょうか。

新鮮な生サンマを選ぶときのコツ。
1.下顎の先端が黄色になっているもの。
2.目に濁りがなく、透き通っているもの。
3.尻尾を持ってもピンと立っているもの。
4.丸々と太っており、腹が硬いもの。
この4つが新鮮な美味しい生サンマを選ぶときのコツといわれています。
漫画「食戟のソーマ」でも取り扱われている食材ですし、参考にしてみるといいですよ。

サンマって塩焼きも美味しいし、刺身も最高!です。
ただし、自分で調理をして刺身にするときには注意してください。
アニサキスという寄生虫が潜んでおり、食中毒を引き起こすことがあります。
サンマを含むアニサキスによる食中毒は増加傾向にあり、平成25年には全国で88件発生し、食中毒発生原因の第3位にもなっています。
予防としては、新鮮なものを選び、早期に内臓を除去することです。
また、アニサキスは十分な加熱、冷凍をすることで死滅します。

サンマの驚くべき栄養素と効果
サンマ100gあたりの栄養価は

たんぱく質 18.5g ビタミンE 1.3mg
ビタミンA 13μg ビタミンB2 0.26mg
ビタミンD 19μg カルシウム 60mg

となっており、栄養たっぷりです。
他にも不飽和脂肪酸(EPA)で、血液をサラサラにする効果や必須脂肪酸の一種であるドコサヘキサエン酸(DHA)で脳細胞活性効果もあります。
うれしいことばかりの旬のサンマをぜひ食べましょう。

なお、11月ごろから生サンマと解凍サンマが並べられます。
解凍サンマは9月頃の脂がのったものが冷凍され、それを解凍してますので調理方法にもよりますが、生サンマよりも解凍サンマのほうが美味しい場合もあります。

最後に
私は石川県出身で今年3月中頃より愛知県に移ってきました。
そろそろ半年が経とうとしているのですが、3月中頃は体重が80キロ近くあったのですが、食生活等の変化によって、先月の健康診断の結果、65キロほどまで減りました。
身長のことを考えると少しばかり落としすぎたかなという感じですがキープできるようにがんばります。

惣菜管理士 山 祐介

夏バテしていませんか?

ありがとうございます。福井です。

熱戦が繰り広げられたリオデジャネイロオリンピックが終わってしまいましたね。卓球女子団体の3位決定戦は、私も銅メダルを獲得するまで見入ってしまいました。閉会式の日本のパフォーマンスも素晴らしく、今から4年後の東京オリンピックが楽しみです!

さて今回は、夏の暑さからくる夏バテについてお伝えしたいと思います。

夏バテというと、身体がだるい、食欲がない等の軽い症状が思い浮かびますが、実はうつ病などの精神的な疾患を発症することもあるのです。
では、なぜこの夏の時期に体調を崩しやすくなるのでしょうか。

原因は、暑さによって食欲不振となり栄養不足を引き起こしていること、室内と屋外の温度差が自律神経の乱れ引き起こしていることです。自律神経が乱れると、体温調節機能が低下するため、頭痛やめまいなどの症状が現れます。
また、暑いと冷たい物を多く摂りすぎてしまいがちです。これにより胃腸が冷えて胃の働きが低下してしまうので、さらに食欲がなくなるのです。他にも、疲労や睡眠不足が原因として挙げられます。
夏バテになってしまったら、しっかりと栄養を摂り、体を休めることが一番なのです!


そこで、夏バテに効く食材を紹介します。以前紹介された鰻や夏野菜もその一つですので、参考にしてくださいね。

①ニンニク
ニンニクにはアリシンが多く含まれており、これはニラやネギにも含まれる成分です。ビタミンB1の吸収を高め、その効果を持続する働きがあるため、エネルギーの代謝がよくなります。また、ニンニクには食欲増進効果もあり、夏バテには最適な食材です。

②梅干し
梅干しはクエン酸が豊富で、疲労物質である乳酸を分解し体外に排出してくれるので、疲労回復に効果があります。スポーツをする際に、レモンのはちみつ漬けがいいと言われるのもこのためです。他のかんきつ類にもクエン酸は含まれますが、やはりレモンに一番多く含まれています。

可食部100gあたり

レモン グレープフルーツ オレンジ
クエン酸(g) 3.0 1.1 0.8

③モロヘイヤ ※削除
モロヘイヤのネバネバ成分であるムチン*は、弱った胃腸の粘膜を保護してくれます。

*ムチン
投稿時は里芋などのネバネバ成分をムチンと称することが一般的でしたが、現在ではムチンは動物性の物質であり、植物性には誤用であるとされています。
=Wikipediaより=
↓植物の「ねばねば成分」の呼称。
日本では山芋などの「ねばねば成分」(植物粘液)もムチンと称されてきたが、2019年、ムチンの研究者である丑田公規はこれについて「誤った用法」とし、1928(昭和3)年以降,山芋だけでなく,植物全般にムチンは存在しないと学術的に結論付けられているのが現状である.
と生物工学会誌で指摘[7]。
2020年、日本食品科学工学会は『食品工業辞典』(日本食品工業学会編、昭和54年第1版発行)のムチンの解説を動物より分泌される粘質物一般をいう。に訂正するとの「お知らせ」を公式サイトに掲示した[8]。
≪2021.6.8追加≫

 

④甘酒
冬の飲み物というイメージが強い甘酒ですが、実は夏の季語なのです!江戸時代には、天秤棒を担いで甘酒を売り歩く甘酒屋が夏の風物詩だったようです。「飲む点滴」と言われるほど栄養満点なので、栄養不足が原因の夏バテには最適な飲み物です。また、整腸作用や美容にも効果があるなんて、嬉しいですよね!冬は温めて飲みますが、夏は冷やして生姜を入れると、さっぱり飲めて生姜の効果で血流がよくなり体も温まりますよ。

この他にも、レバーや豚肉、ワサビや唐辛子などの香辛料も疲労回復や食欲増進に効果があります。ここまで、夏バテに効く食材をいくつか紹介してきましたが、何より栄養バランスの良い食事を1日3食しっかり食べることが大切です。そして、十分な睡眠をとって、厳しい残暑を乗り越えましょう!

最後に
先日、大学の友人に会いに石川県に行ってきました。海がとてもきれいで、足だけ浸かったのですが、ようやく夏らしいことができて満足です!
みなさんもリフレッシュの時間を大切に、心から健康になりましょうね♪
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撮影:石川県 松任海浜公園

惣菜管理士 福井里菜

夏野菜食べて猛暑を乗り切ろう!!!

ありがとうございます、西坂です。

土用丑も終わり8月に入り、暑い日が続いていますね。私事ではありますが、誕生日を迎えました。気持ちを新たにまた仕事も頑張っていきます☆

今回は夏野菜についてみなさんにお伝えしたいと思います!

さて、夏野菜というと何を思い浮かべますか?

夏野菜にはトマトきゅうりピーマンゴーヤ冬瓜などがあります。

冬瓜は漢字に「冬」という漢字が使われていますが、実は夏が旬の野菜です。私も料理教室の先生に教えてもらって知りました!「冬までもつ」というのが名前の由来です。

野菜は旬の時期に一番栄養が高くなります。また、その時期に必要な栄養素が詰まっています。夏野菜には水分カリウムを豊富に含んだものが多く、クールダウンをしてくれます。トマトやきゅうりなど生で食べられるものが多いので、夏に不足しがちな栄養素を簡単に補給できるのが夏野菜の長所です。


次に夏野菜それぞれに含まれる栄養価を見てみましょう!100gあたり

  水分

カリウム(mg)

βカロテン(μg) ビタミンC(mg)
トマト 94 210 540 15
きゅうり 95.4 200 330 14
ピーマン 93.4 190 400 76
ゴーヤ 94.4 260 210 76
冬瓜 95.2 200 (0) 39

トマトには抗酸化作用のあるβカロテンのリコピンが多く含まれています。夏は紫外線やストレスなどで肌がダメージを受けやすい季節です。抗酸化作用のあるトマトを食べて肌の老化を防ぎましょう!また、リコピンは加熱したほうが吸収率が上がります。ビタミンEと一緒に摂取することでより高い抗酸化作用が期待できるのでオリーブオイルでの調理がおすすめです。

ピーマンとゴーヤにはビタミンCが豊富です。ビタミンCにはコラーゲンの合成を助け、メラニン色素の沈着を防ぐという働きがあり、美肌効果があります。また、ビタミンCは調理によって壊れやすいのが難点ですが、ピーマンとゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいため油で炒めても吸収率が下がる心配はありません。

なんといっても夏野菜は濃いはっきりとした色が特徴です。食欲の落ちる夏にもビタミンカラーは食欲を促進させてくれます。

夏に必要な栄養をたくさん含んみ、ビタミンカラーで食欲を促進してくれる夏野菜をたくさん食べて暑い夏を乗り越えましょう!!!

きゅうり

最後に
この写真は私の実家のグリーンカーテンです。
たくさんのきゅうりがとれますよ~
今日も採れたてきゅうり食べます!

管理栄養士 西坂紗央里

うなぎは万能食材!

ありがとうございます、西井です。
暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

ところで、この暑い夏を乗り切るスタミナ食としてうなぎがいいと言われていますが、一体いつ頃から夏にうなぎを食するようになったのでしょうか?

万葉集、巻十六  759年(天平宝字3年)
「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云う物ぞ うなぎ取り召せ」 大伴家持

とありますから、なんと1,200年以上も前から夏バテにはうなぎ、と言われていたことがわかります。

今のように庶民が土用の丑にうなぎを食べる習慣が一般化したのは江戸時代中期の万能学者 平賀源内が夏場にうなぎが売れなく、困っていたうなぎ屋さんに「本日、土用の丑」と張り紙をしたところ大繁盛したことがきっかけと言われています。
丑の日に「う」のつくものを食べると病気にならないという風習もあつたことから、次第に定着するようになりました。

うなぎは「美容食」といわれるほど栄養価が高い食材です。
免疫力を高め、疲労回復効果のあるビタミンA,B群,Eや、骨粗鬆症予防に必要なビタミンDコレステロール値を低下させ、動脈硬化を防ぐEPADHAを豊富に含みます。
その他、鉄分を含むため貧血予防、またコラーゲンビタミンA,Eは抗酸化作用があり、アンチエイジング効果や美肌効果が期待され、女性に嬉しい食材ともいえます。
栄養豊富なうなぎですがビタミンCが含まれないため、ビタミンCを含む野菜などのメニューをプラスすることでより栄養価が期待できます。

100gあたり

 

うなぎ

(蒲焼)

さば

(焼き)

たい

(焼き)

牛肉

(モモ 焼き)

ビタミンA(μg) 1500 20 26 0
ビタミンB1(㎎) 0.74 0.22 0.04 0.10
ビタミンB2(㎎) 4.1 0.32

0.06

0.27
ビタミンD(μg) 19.0 1.3 1.0 0

DHA(mg)

 1300  1500  890

 0

 

またうなぎの薬味に山椒があります。
漢方薬としても使われる山椒には胃腸を温め、消化を促進する効果があります。
栄養満点である反面、油っぽく消化に悪いうなぎに山椒を組み合わせることによって消化を助ける効果が期待されます。そのため胃腸の働きが弱まる夏場にはぴったりの食材ともいえるのです。

うなぎを食べて暑さに負けない健康美人になりましょう!

惣菜管理士 西井史恵

 

 

はじめまして^^

初めまして!
デリカスイト新入社員の西井、西坂、福井、山です。

聞いてうれしい健康情報や季節の話題をたくさん届けていきたいと思い、Communication Square  略して こみゅすけ を立ち上げました。

どうぞよろしくお願いします。