秋の味覚の王様

ありがとうございます。堤です。
最近は、昼は夏の日差しが強く、夜は蒸し暑く寝苦しい日が続いておりますが、家でクーラーの付けすぎで体調を崩していないでしょうか。家にこもっているだけではなく、外で適度な運動をしてみるのもいいですね。もちろん熱中症には気を付けてください。

 

今回は、秋の味覚の王様「松茸」についてお話をします。
秋を代表する高級食材である松茸は、長野県でよく採れます。

上の写真は、去年兄が長野から送ってくれた松茸です。この松茸は、人の顔と同じくらい大きく、3本だけで松茸ご飯、焼き松茸、土瓶蒸しといろいろな楽しみ方で味わいました。

 

松茸は、主にアカマツ林に生えていますが、国内産のものは高くスーパーなどでは主に海外産のものが安く買うことができます。また、「匂い松茸、味しめじ」と言われているとおり、独特な香りに特徴があり昔から好まれてきました。松茸の香りの成分は、マツタケオールケイ皮酸メチルと言います。

  • マツタケオール桂皮酸メチル
    松茸の香り成分であるこの2つには食欲増進効果があり、また消化酵素の分泌の促進もあってがん予防にも効果があるといわれています。

松茸には香りだけでなく、以下のような栄養成分が含まれています。

  • ビタミンD
    カルシウムの吸収を促進する作用があり、血液中のカルシウム濃度高め骨を丈夫にするため、骨粗しょう症予防に効果があります。
  • ナイアシン
    ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で、ビタミンB3 とも言われます。循環系、消化器系、神経系を助ける働きがあるため、うつ病予防に効果があります。

 

といった効果があります。松茸は高価なものであまり食べられるものではありませんが、長野県など松茸の産地では、その年の収穫量にもよりますが比較的安く買うこともできます。皆さんもたまには、遠出をして松茸で贅沢をしてみませんか?

 

惣菜管理士 堤弘貴

 

 

 

夏バテにも効果のある、秋の味覚

ありがとうございます。太塚です。

最近の天気は変わりやすく蒸し暑い日々が続いていますが、夏バテはしていないでしょうか。7月25日は土用の丑でしたね。皆さんは鰻を食べましたか?私は近くのスーパーで購入してきた鰻を家で食べました。鰻にはビタミンAやビタミンB1、たんぱく質など夏バテを防止するために必要な栄養素が豊富に揃っています。土用の丑に鰻を食べ損ねた方は、8月6日の土用二の丑に鰻を食べて、夏バテに気を付けましょう!

 

今回は暑い夏を忘れ、一足早く秋の味覚「」についてお話しします。

栗は岐阜県の特産物です。中津川では栗きんとんが有名で、和菓子屋に行くと美味しい栗きんとんが販売されています。

栗には様々な品種がありますが、岐阜県では利平栗(りへいぐり)という品種が多いそうです。私が通っていた岐阜県内の大学の裏には栗の木が生えていて、秋になると栗拾いをしました。大学で獲れる栗も利平栗でした。利平栗の特徴は粒が大きく、黒褐色でひげを生やしています。

写真は大学で収穫した利平栗です。このように上に長いひげが生えていて、見分けがつきやすい品種となっています。

 

は食品標準成分表によると、種実類に分類されます。種実類というとアーモンドやクルミなど脂質が多いものをイメージします。しかし栗は脂質が少なく、炭水化物を多く含みます。また、他の種実類と比べて豊富に含まれるミネラルやビタミンが存在します。そのミネラルやビタミンには何があって、どのような効果があるのかみていきましょう。

亜鉛

味覚障害の改善、肌荒れ防止、免疫力を高めます

カリウム

高血圧の予防やむくみを解消してくれます。水分と塩分のバランスを一定にするので、熱中症予防にもなります。

食物繊維

腸内の環境を整え、便秘解消になります。しかし、栗に含まれる食物繊維は不溶性であるため、食べすぎると便秘になってしまいます。毎日食べるのであれば、1日2~3粒までにするとよいでしょう。

タンニン

渋皮に含まれるポリフェノールの一種です。抗酸化作用があり、老化防止やがん予防につながります。

ビタミンC

でんぷんに包まれているため、加熱しても壊れにくく摂取しやすくなっています。亜鉛と同じく、肌荒れ防止や免疫力を高めてくれます。

 

旬は秋で少し早いですが、栗には夏バテを防止する栄養素が含まれています。1か月後に季節を感じながら食べるのも良いですが、身体の元気のためにも今の時期に食べてみてはいかがですか?

管理栄養士 太塚留里奈