出世魚ブリ

ありがとうございます。堤です。
最近は、寒くなり朝起きるのがつらくなってきました。秋もあと少しで終わりを迎え冬がやってきます。冬の準備はしっかりとして風邪などをひかないようにしましょう。

 

今回は、冬が旬のブリについて話していきます。
ブリは、スズキ目アジ科に属する魚で、「刺身」、「塩焼き」「ブリしゃぶ」「ぶり大根」などで食べられます。また、出世魚で縁起が良い魚です。
出世魚であるぶりは、大きさや地方によって名前が変わります。

関東では、モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ

関西では、モジャコ→ワカナ→ツバス・ヤス→ハマチ→メジロ→ブリ

このように名前が変わっていきます。イナダ、ハマチなど聞いたことがある名前もありますがすべて同じ魚なのです。

 

 

他にもブリは、天然と養殖で違いがあります。
天然物は、身が引き締まっており筋肉質で、切り身にすると余分な脂肪がなくピンク色をしています。
養殖物は、餌を多く食べているので脂が乗って身が丸っこく、切り身にすると全体的に脂で白っぽい色をしています。

 

 

栄養価でもとても優秀でDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、ナイアシンなどを多く含んでいます。

 

DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)
これらは、多価不飽和脂肪酸と呼ばれ脳を活性化させ学習・記憶能力の向上に役立つとされている、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があるとされています。

 

ナイアシン
これは、アルコールの分解を助ける酵素だけでなく、分解後に生じるアセトアルデヒドという二日酔いを起こす成分も分解を助ける働きもするので、お酒との相性が良いです。

 

冬のブリは「寒ブリ」と呼ばれとてもおいしいので皆様もぜひ食べてください。

 

 

最後に私事ですが先日、京都の鞍馬寺に行ってきました。まだ、紅葉には早いですが少しもみじが色づいていて私的には、とても満足できました。また、本堂まではの道は坂が急で大変でしたが、登り切った時は達成感がありました。ですが、帰りは疲れていたのでケーブルを使いました。これからが紅葉の見ごろになってきます。皆様もぜひ紅葉を見に行ってみてください。

惣菜管理士 堤弘貴

 

秋の味覚の王様

ありがとうございます。堤です。
最近は、昼は夏の日差しが強く、夜は蒸し暑く寝苦しい日が続いておりますが、家でクーラーの付けすぎで体調を崩していないでしょうか。家にこもっているだけではなく、外で適度な運動をしてみるのもいいですね。もちろん熱中症には気を付けてください。

 

今回は、秋の味覚の王様「松茸」についてお話をします。
秋を代表する高級食材である松茸は、長野県でよく採れます。

上の写真は、去年兄が長野から送ってくれた松茸です。この松茸は、人の顔と同じくらい大きく、3本だけで松茸ご飯、焼き松茸、土瓶蒸しといろいろな楽しみ方で味わいました。

 

松茸は、主にアカマツ林に生えていますが、国内産のものは高くスーパーなどでは主に海外産のものが安く買うことができます。また、「匂い松茸、味しめじ」と言われているとおり、独特な香りに特徴があり昔から好まれてきました。松茸の香りの成分は、マツタケオールケイ皮酸メチルと言います。

  • マツタケオール桂皮酸メチル
    松茸の香り成分であるこの2つには食欲増進効果があり、また消化酵素の分泌の促進もあってがん予防にも効果があるといわれています。

松茸には香りだけでなく、以下のような栄養成分が含まれています。

  • ビタミンD
    カルシウムの吸収を促進する作用があり、血液中のカルシウム濃度高め骨を丈夫にするため、骨粗しょう症予防に効果があります。
  • ナイアシン
    ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で、ビタミンB3 とも言われます。循環系、消化器系、神経系を助ける働きがあるため、うつ病予防に効果があります。

 

といった効果があります。松茸は高価なものであまり食べられるものではありませんが、長野県など松茸の産地では、その年の収穫量にもよりますが比較的安く買うこともできます。皆さんもたまには、遠出をして松茸で贅沢をしてみませんか?

 

惣菜管理士 堤弘貴

 

 

 

岐阜県の盆踊り

ありがとうございます。堤です
最近は、雨の日が多く蒸し暑い日が続いておりますがまだ、朝方は寒い日もあるので、夜蒸し暑いからと言って油断して風邪を引かないようにしてください。

7月になったばかりで少し早いとは思いますが今回は、「岐阜県の盆踊り」について紹介しようと思います。
今年もお盆が近づいてきました。皆さんお盆期間は、休みの人が多いと思います。

 

まず最初にお盆とは、旧暦の7月15日(現在の8月中旬)を中心に行われる先祖の霊を祀る行事で正式には「盂蘭盆会」というそうです。
由来は、仏教のお釈迦様の教えからきているそうで、お釈迦様の弟子が母親を供養したことが始まりです。
次にお盆といえば「盆踊り」です。
私は、盆踊りとお祭りは一緒のものであるとずっと思っていましたが、この二つは別のものです。
祭りは、もともと神仏や祖先をまつることで身を清め、供物をささげて祈願・感謝・慰霊などを行う儀式でした。一方、盆踊りはお盆の時期に先祖の霊を供養する行事で、お盆で帰ってきた先祖の霊を楽しく送り出すという日本独特の考え方に、仏教の盂蘭盆会が交わることで日本で広く受け入られるようになった行事です。

そして、岐阜県の盆踊りといえば何と言っても「郡上おどり」です。
郡上おどりは、岐阜県郡上市で400年以上行われる盆踊りで、日本三大盆踊りのひとつです。始まりは、江戸時代の城主が、士農工商の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを、城下に集め踊りを奨励したため盛んになりました。期間は、7月中旬から9月上旬にかけて行われ、盆踊りとしては日本で最も長い期間となります。中でも8月13日から16日かけての4日間は、徹夜おどりと呼ばれ郡上おどりのクライマックスで、一夜で数万人の人が踊ります。郡上おどりには、全部で10種類もの踊りがあるそうです。また、踊りが上手い人には郡上おどり保存会の人から免許皆伝をもらえることがあるそうです。

また、郡上市にはもうひとつ「白鳥おどり」という盆踊りがあります。白鳥おどりは、7月中旬から8月下旬にかけて行われており、8月13日から15日は郡上おどりと同じで徹夜おどりが行なわれます。こちらは別名を「白鳥マンボ」と言われていて、踊りのテンポが早いので若者に人気があります。また、神社で行われていた「拝殿踊り」が元となっているため、神社の拝殿に切子灯籠を吊り下げて楽器、太鼓を使わないで踊ることも特徴です。

 

最近では、盆踊りをやっているところが少なく、実は私は踊ったことはありませんが、1度は踊ってみたいと思っています。
皆さんもお盆休みには親戚の集まりや家族でお出かけなどをして過ごされるかもしれませんが、お盆には先祖の供養をしっかりとすることをお勧めします。
私は、毎年お盆の前に家族で、お墓がある徳島までお墓参りに行きます。日帰りで行くのですがちょっとした旅行で毎年楽しみにしています。下の写真は、去年お墓参りの途中に行った四国八十八か所の1番札所霊山寺の写真です。

初夏 鮎のはなし

ありがとうございます。
初めまして堤です。
私は、アピタ北方店で店舗研修をしており毎日覚えることでいっぱいですが早く覚えられるように頑張っています。

 

初夏を迎えいよいよ夏が近づいてきて、夏が旬の食べ物も出始めてきました。

6月から旬を迎える食べ物の中でも、私の住む岐阜県で旬を迎える鮎についてお話します。
鮎は、澄んだ清流を好み、また、年魚と呼ばれ、河口近くで生まれてから海に下り成長した後、生まれた川に産卵のため、戻ってきて卵を産むと短い生涯を終えます。
鮎の旬は、 6月から8月で特に7月の鮎が美味しいといわれています。また、好みもありますが9月、10月の産卵前の落ち鮎も子持ちで美味しいです。
落ち鮎とは、鮎が産卵のために川を下ってきた鮎のことで、味は好みにもよりますが円熟した味わいで卵のプチプチとした食感がします。

岐阜市で有名な長良川の鵜飼も5月11日から始まっており7月からは岐阜県を流れる各地の川沿いにやなも出始めます。

 

鵜飼とは、鵜舟で篝火をたき集まってきた鮎を、鵜匠が10羽ぐらいの鵜を手捌きで操り飲み込んだ鮎を吐き出させて捕まえる、日本で約1300年前から伝わる伝統漁法の1つです。
岐阜県では、岐阜市と関市の長良川の鵜匠が、日本で唯一の皇室御用の鵜飼で宮内庁式部職鵜匠といい国家公務員なのです。この宮内庁式部職鵜匠には、御料鵜飼と言う職務があり禁漁区である御料場で、鵜飼シーズン中に8回、皇室に納める鮎を捕るそうです。
岐阜市の鵜飼は、毎年5月11日~10月15日までの期間中、鵜飼休みである10月4日と川が増水している時を除けば毎夜開催されています。

 

やなとは、川の中に木や竹で作られたすのこ状の台でそこに上流から泳いできた魚がすのこに打ち上げられそれを捕える漁法を売りにした食事処のことで、夏になると打ち上げられた鮎の掴み取りで子供も楽しめるようになっています。しかし、すべてのやなに設置されているわけではなくまた、掴み取りには予約が必要な場合もあるので、事前の確認が大切です。

私は、岐阜県に住んでいるけど、まだ鵜飼を見たことはないので1度は見に行ってみたいと思っています。また、夏になると家の近くを流れる揖斐川の堤防を、車で走っているとやなを見かけるようになるので、見ると「夏になったなー」といつも感じています。

 

最後に、下の写真は去年行ったやなで食べた鮎の刺身です。鮎を触ると口が動いてとても新鮮だとわかりました。鮎の刺身は歯ごたえがありおいしかったです。その他にも、鮎の塩焼き、赤煮、田楽、フライ、雑炊などおいしいものがいっぱいの鮎づくしで今年もぜひ行きたいと思っています。

鮎の刺身を家で食べるときは、寄生虫の心配があるのであらいや酢で〆たりなど適切な調理をしないといけないので刺身で食べる場合は、やなに行くことをお勧めします。