からだの中から温まりましょう

ありがとうございます。西井です。

あけましておめでとうございます。
2017年新たな年を迎えることができました。
今年は酉年で年女となりますが、明るく元気に頑張りたいと思います。
本年もよろしくお願い致します。

今回はからだを温める食べ物を紹介したいと思います。

からだを温める食べ物といえば生姜ですね。
生姜にはショウガオールという成分が含まれており、血液の循環がスムーズにいくように働きかけ、身体を温める効果があります。さらに、脂肪や糖の代謝を促進し、新陳代謝を高める効果もあります。
また、免疫力を高めるジンゲロールという辛味成分が含まれており、殺菌作用、免疫細胞の活性化、冷え性改善の効果があるといわれています。風邪をひきやすい寒い時期には積極的に摂りたいものですね。ジンゲロールという成分は熱に弱いため、生姜に熱を加えず、食べる直前にすり下ろすことでより効果的に摂取できます。
甘酒や葛湯に生姜を加えることによってからだの中から温める効果があります。
海外でもイギリスのジンジャークッキーやインドのチャイなどがあります。

次に唐辛子です。
とうがらしにはカプサイシンという辛み成分が含まれており、刺激的な辛味が血管を拡張させ、血液の循環をよくし、からだを温める効果があります。

その他にも、れんこんや大根、ゴボウなどの根菜類が体を温める効果があるそうです。
地下に根をはる根菜類にはβカロチンが多く含まれます。
βカロチンは体内で3分の1がビタミンAなります。ビタミンAは体の粘膜を強め抵抗力をつけて風邪などを予防する効果があります。

ヒートテックやカイロなど外から防寒し、からだを温めるものもたくさん出回っておりますが、食べ物で体内から温めることは健康管理の上でもとても大切なものだと思います。
まだまだ寒い日が続きますが、寒さも食によって乗り越えられます。

 

さいごに我が家のお正月料理です。家族揃っての食事で新年を迎えられたことがありがたいです。
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実りの秋となりました。

ありがとうございます。西井です。

長く暑かった夏も秋へと移り変わろうとしていますが秋と言えば、いも、栗、柿、梨、葡萄などがあります。
その中で岐阜と言えばが有名ですね。
今回は柿についてお話いたします。

岐阜県では富有柿、干し柿にされる蜂屋柿などがよく知られています。
富有柿は岐阜県瑞穂市居倉が発祥とされている完全甘柿の一種です。柿の品種は全国各地でたくさんありますが、現在、富有柿は柿の中で最も多く生産されている品種となっているそうです。富有柿の特徴は比較的平たい形をしており、果肉が緻密でとろけるような甘味があり果汁が多いことです。富有柿の収穫期は10月下旬から12月中旬ごろに多く出回ります。

柿には大きく分けて、皮をむいてそのまま食べられる甘がきと干して干し柿にする渋柿があります。
渋柿はそのままでは食べられない柿であり、乾燥させることにより、渋みがなくなり、甘味が強く感じられるようになり、干し柿として食されます。

柿に含まれる渋みはシブオールというタンニンでポリフェノールの一種です。水溶性の為、口に入れると溶けだして渋く感じます。干すことによってタンニンが不溶性になるため、渋みが唾液に溶け出さず、渋く感じなくなります。もともと渋柿は甘柿よりも糖度が高く、干すことで水分が抜けてさらに糖度が高くなります。干し柿の甘みは砂糖の1.5倍、甘柿の4倍にもなります。干し柿の表面の白い粉は加糖やブドウ糖が結晶化し、表面に浮き出たもので、たくさんついているものほど甘いそうです。

栄養面で見てみると、生で食べる甘がきは体内のナトリウムを排泄する役割のあるカリウムを多く含みます。また、ビタミンC、ビタミンAを豊富に含み特にビタミンCは柿1個で一日の必要量をほぼまかなえるくらい含まれており、疲労回復、風邪予防、がん予防、老化防止に効果があります。
一方、干し柿は甘柿に比べてビタミンCは少ないですが代わりに糖分は4倍カロテンは3倍にもなります。食物繊維も多く含みます。甘柿は体を冷やしますが、干し柿は腸を丈夫にし、内臓を温めます。

100gあたり エネルギー 水分 たんぱく質 糖質 ビタミンA ビタミンC カリウム 食繊繊維
甘柿 60kcal 84g 0.4g 0.2g 420μg 70㎎ 170㎎ 1.6g
干し柿(生) 63kcal 82g

0.5g

0.1g

300μg 55㎎ 200㎎ 2.8g

気温差が大きく体調を崩しやすい今、ビタミンA,Cを豊富に含む旬を食べるといいですね!

また。柿は二日酔いに効果があるといわれています。これは、柿に含まれるビタミンCやタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出する働きがあり、カタラーゼやペルオキシダーゼといった酵素がアルコールの酸化、分解を促進し血中アルコール濃度の上昇を防ぐからです。

最後に、
学生時代地産地消をテーマにしたコンクールに出した一品です。
岐阜県特産の里芋、岐阜県地鶏、しいたけを使いクリームコロッケにし、ソースを柿で作りました。
いずれ機会があれば詳しくご紹介しますね。
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惣菜管理士 西井史恵

うなぎは万能食材!

ありがとうございます、西井です。
暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

ところで、この暑い夏を乗り切るスタミナ食としてうなぎがいいと言われていますが、一体いつ頃から夏にうなぎを食するようになったのでしょうか?

万葉集、巻十六  759年(天平宝字3年)
「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云う物ぞ うなぎ取り召せ」 大伴家持

とありますから、なんと1,200年以上も前から夏バテにはうなぎ、と言われていたことがわかります。

今のように庶民が土用の丑にうなぎを食べる習慣が一般化したのは江戸時代中期の万能学者 平賀源内が夏場にうなぎが売れなく、困っていたうなぎ屋さんに「本日、土用の丑」と張り紙をしたところ大繁盛したことがきっかけと言われています。
丑の日に「う」のつくものを食べると病気にならないという風習もあつたことから、次第に定着するようになりました。

うなぎは「美容食」といわれるほど栄養価が高い食材です。
免疫力を高め、疲労回復効果のあるビタミンA,B群,Eや、骨粗鬆症予防に必要なビタミンDコレステロール値を低下させ、動脈硬化を防ぐEPADHAを豊富に含みます。
その他、鉄分を含むため貧血予防、またコラーゲンビタミンA,Eは抗酸化作用があり、アンチエイジング効果や美肌効果が期待され、女性に嬉しい食材ともいえます。
栄養豊富なうなぎですがビタミンCが含まれないため、ビタミンCを含む野菜などのメニューをプラスすることでより栄養価が期待できます。

100gあたり

 

うなぎ

(蒲焼)

さば

(焼き)

たい

(焼き)

牛肉

(モモ 焼き)

ビタミンA(μg) 1500 20 26 0
ビタミンB1(㎎) 0.74 0.22 0.04 0.10
ビタミンB2(㎎) 4.1 0.32

0.06

0.27
ビタミンD(μg) 19.0 1.3 1.0 0

DHA(mg)

 1300  1500  890

 0

 

またうなぎの薬味に山椒があります。
漢方薬としても使われる山椒には胃腸を温め、消化を促進する効果があります。
栄養満点である反面、油っぽく消化に悪いうなぎに山椒を組み合わせることによって消化を助ける効果が期待されます。そのため胃腸の働きが弱まる夏場にはぴったりの食材ともいえるのです。

うなぎを食べて暑さに負けない健康美人になりましょう!

惣菜管理士 西井史恵

 

 

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デリカスイト新入社員の西井、西坂、福井、山です。

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