日別アーカイブ: 2013年3月17日

食べもの ありがとうございます (番外編)

ありがとうございます。

今日は、最近感じている食べものと、ありがとうございますに関してです。

食べものってのは、人類が誕生してからずっと、人にとって欠くことが出来ないものですね。当社は、おかげさまでその人間にとって欠かせない食べもののひとつ、お惣菜を扱っています。

食べものの歴史は、人類の出現と同時に始まったとすると、700万年くらいにはなるでしょう(人類の祖先まで遡ると6,000万年くらい前になるそうですが)。

一方、例えば自動車や電機など工業製品はどうでしょう。自動車がこの世に出現したのは、たかだか100年か200年ぐらい前。PCや携帯にいたっては、ついこの間です。

現代は「文明社会」と呼ばれているからでしょうか、私たちの日常はどうしても後者(工業製品)の恩恵のみ意識し、前者(食べもの)のありがたさを意識することは希薄になりがちです。

でも実際は、食べものは、人が生きていく根源的な部分に関わるもので歴史も長い。一方、工業製品は人の生活を便利にする文明の利器に関わる産業とは言え歴史は浅い、ということになります。

まあ、それぞれの価値を比較してもしょうがないのですが、当社は人類誕生以来、切っても切り離せない食べものを扱っているという点で、誇り高き業種なんだと個人的には感じています。

また、当社は、食を通じてひとが健康健脳でいつまでも幸せに長生きできるように、という社会の実現をお手伝いする、ということを使命としています。
そうすると、人が幸せに生きる、とはどういうことか・・・そもそも人が生きるとはどういうこと?などという、ずいぶん哲学的倫理的、あるいは宗教的なところに突き当ります。

学問的なことはさておき、人が生きるために肉や魚や野菜をいただく、そう突き詰めて考えていくと、自ずから「ありがとうございます」という感謝の言葉が出てくるようになってきます。

おそらく当社が機械や電機などの工業製品メーカーだったら、「ありがとうございます」という言葉を特に意識することはなかったような気がします。食べものを扱う会社だからこそ、人間が生きるとはどういうことかを考え、自然と「ありがとうございます」の言葉を大切にするようになったという側面もあるのでしょう。

私たちは、これからも人が生きるための食べものを扱う会社として、ありがとうの言葉とともに誇りを持って社会にお手伝いをしていきたいと考えています。

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