日別アーカイブ: 2013年2月23日

ドラマの話再び (番外編)

ありがとうございます。

今日は、ちょっとネタがまとまらないので、予定を一日早めて番外編です。

以前、こちらで日曜夜9時のドラマdinnerで、髪の毛など異物が混入しないか、心配と書きましたが、私と同じ心配してる人いました。

ここを見ると、イタリアンでは、基本的に帽子をかぶらないそうです。でも、あのドラマ、やっぱり毎回異物混入を気にしながら、お客様からクレームがないかしら、とハラハラしながら見てます。

話は全然変わりますが、このドラマで出てくるイタリアンレストラン「ロッカビアンカ」。どこか、20年くらい前のトレンディドラマで出てきたような本格的イタリアンのレストラン、というかちょっと古臭い、今の時代設定に合わないような気さえします。

そもそもトレンディドラマなんて死語ですけど、昔は日常を全く感じさせないような豪華なレストランで、ワイングラスを傾けるのがファッションのひとつだったんですよ。家庭内でコードレスホンが爆発的に普及したのもトレンディドラマの影響が大きかった(しみじみ)。

バブルがはじけるまでは、本格的なレストランが流行り、若者にとっては憧れのハレの場だったんでしょうけれど、今は本格的なイタリアン料理をもっと手軽に、言葉を換えて言うならば、カジュアル感覚で本格的な味を楽しめるレストランが、持てはやされているそうです。
これは、イタリアンに限らず、フレンチだって和食割烹だって同様だそうです。だから、「俺のフレンチ」だの「俺のイタリアン」などのような、新しいコンセプトのレストランが、消費者に受け容れられているんですよね。で、純粋な本格的レストランって、古いって感じてしまうんです。

もっとも、ロッカビアンカという、タイムマシンから出てきたようなレストランのおかげて、同じイタリアンでもこの20年間、時代や社会の変化に合わせて少しずつコンセプトやスタイルを変え、うまく消費者に受け容れられてきているんだと、気づかせてくれました。

当社のような惣菜業界も同様ですね。今後、どういうスタイルに変化していくのかわかりませんが、絶対に遅れないように、常に感覚だけは研ぎ澄ましていたいものです。

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