突然ですが、皆さんデリカスイトの「スイト」って、どういう意味かご存知でしょうか?地元の人は知っていると思いますが・・・実は水の都と書いてスイトと読みます。
その昔、と言ってもほんの数十年ぐらい前までは、大垣市内のあちこちでは地下水が湧いていたそうです。ですから、かつては大垣は水都(すいと)と呼ばれていたんですね。
私も祖母の家の近くで、水がゴボゴボと湧いていたのをかすかに覚えています。
あちこちにあったゴボゴボと湧く自噴水は、都市化とともに数少なくなりました。今は加賀野八幡神社が有名な湧き水として知られ、ここにはたくさんの人がおいしい水を求めてやってきます。
大垣の地下水は、地質の関係もあるかと思いますが、ミネラルが豊富で本当に美味しいのです。全国あちらこちらに「名水」と呼ばれる水はたくさんありますが、かなり上位に位置すると思います。
さて、そんな美味しい水を使って、当社はご飯を炊いています。もちろん、加賀野八幡神社の湧き水を汲んでくるのでは追いつきませんから、大垣市内の自社工場で汲み上げた地下水を使っています。
当然、味はおいしいですよ。当社では、大垣の水を使って炊いたご飯を、毎朝、トラックに積み込んで愛知、岐阜、三重県下の各店に配達しているんです。こうお話すると、結構皆さん驚かれます。
*関東など一部の遠隔地は、開店時までに到着できないので配達していません。
毎朝、炊き上がったご飯をトラックで運ぶなんて、随分と非効率のように思えますね。いや実際非効率かもしれません。でも、他の方法にすると味が変わったりして、今のおいしいご飯が出来ないんです。
だから、おいしいご飯を皆さんにお出しするには、
「大垣の水で炊いたご飯でないとダメだ」
「出来立てを毎朝お届けするんだ」
これだけは絶対に守っていかなくてはならない、デリカスイトのこだわりなんです。